行ってきたぜ、シュウウエムラのトウキョウ メイクアップ ボックス…!
トウキョウ メイクアップ ボックスというのは、シュウ ウエムラ初のグローバル フラッグシップ ビューティブティックだそうです。分かるようで分からない。おしゃれタウン表参道と原宿の間にあるお店で、店内にはメイクレッスン以外で来たタッチアップ目的のお客様がたくさんいました。
私は今回「3D スタイリング アトリエ レッスン 3Dアイ&ブロー」というコースを受けてきました。
この資生堂の記事から4年経ち、20代後半になってきたところでそろそろ20代後半らしいメイクの仕方とか、マンネリしてきたメイクの仕方を変えたい、最近の流行はどういうものなのかを知りたいという気持ちで予約をしました。
なぜシュウ ウエムラのメイクレッスンを選んだのか
現在コロナ禍のため、店舗でのタッチアップでさえ結構制限されている印象です。
コロナ前は顔に直接ファンデーションやアイシャドウやリップなどをタッチアップしていただいていましたが、現状マスクを外せない状況のため、手のひらでのタッチアップになったり、マスクはつけたまま おでこにのみファンデーションを塗っていただくこともありました。
タッチアップをしていただけるだけでありがたいです。コロナが始まって何が何やら分からないときや緊急事態制限下は、タッチアップそのものができなかったように記憶しています。今はそれが少しずつ緩和されて、BAさんも感染する可能性がある中で怖いだろうに丁寧に対応していただけて本当に感謝しています。もっとBAさんに給与を支払ってくれ、そういう思いでいます。
というわけで、今回のメイクレッスンは、感染対策に配慮した上で、先生に教わるだけではなくちゃんと自分の手を動かしてメイクの練習をしたい、という思いで色々探していました。
選択肢としては、以下の4つがありました
- 資生堂(4年前に行ったことがある)
- M·A·C(M·A·Cの化粧品を使ったことがない)
- シュウウエムラ(クレンジングやアイブロウペンシル等を使っている)
- アンプリチュード(私が予約を試みていた当時はコロナ禍のため休止中)
必然的にシュウを選ぶことになりました。
サービス内容
シュウのメイクレッスンは様々な種類があります。
まず、以下の二つに分かれます
- シュウ トウキョウ メイクアップ ボックスで行われる「レッスン形式」のサービス
- その他店舗で行われる「アドバイス形式」のサービス
現在提供されているサービスは以下の通りです。
- 「レッスン形式」のサービス@シュウ トウキョウ メイクアップ ボックス
- ポイント メイクアップ レッスン アイ
- ポイント メイクアップ レッスン ブロー
- ピグメントアトリエ
- 3D スタイリング アトリエ レッスン 3Dアイ&ブロー
- 3D スタイリング アトリエ レッスン 3D フェイス
- ポイント メイクアップ レッスン フェイス
- メンズ グルーミング レッスン
- 「アドバイス形式」のサービス@その他店舗
- 3D スタイリング アトリエ レッスン 3Dアイ&ブロー
- 3D スタイリング アトリエ レッスン 3D フェイス
両者に「3D スタイリング アトリエ レッスン」というものがありますが、内容や時間、費用は異なります。シュウ トウキョウ メイクアップ ボックスで実施される「レッスン形式」のサービスは教えてくれる先生も受講者もどちらも手を動かす実地の訓練で、「アドバイス形式」のサービスはあくまでアドバイスに留まるという認識です。
レッスンの際には教材をいくつかいただくことができます(教材費込みでの価格設定になっている)。詳細は公式サイトを見てください
予約方法
シュウ トウキョウ メイクアップ ボックスで行われる「レッスン形式」のサービスは、 オンライン予約システムでの予約、その他店舗で行われる「アドバイス形式」のサービスは、店頭・電話・公式ウェブアプリでの予約となります。
私は今回シュウ トウキョウ メイクアップ ボックスでの「3D スタイリング アトリエ レッスン 3Dアイ&ブロー」コースを予約したので、オンライン予約システムで予約をしました。
予約難易度は易しいほうだと思います。
予約は、30 日先まで予約が可能です。多分0時から販売スタートしていると思います。自分が行きたい候補日をまずは決めて、その30日前の0時にスタンバイしてアクセスすれば余裕で予約はできると思います。サイトにアクセスが集中しすぎてエラーになったりとか、ディズニーランドのサイトのように何人待ちですみたいな表示が出ることはありません。
資生堂の予約のほうがよっぽど難しかった記憶があります。あれはもう販売スタートと同時にアクセスをしても厳しい、それだけライバルがいるということです。難しいですね。シュウのメイクレッスンにも当然ライバルがいます。開催回数もそんなにたくさんあるわけじゃないと思います。とにかくいつ行きたいのか、日にちを決めてそこから逆算して予約を取りましょう。
今回の目的
- 20代後半らしい大人っぽいメイクの仕方を知りたい
- マンネリしてきたメイクを変えるためのヒントがほしい
- メイクの仕方がワンパターンなので服に合わせたメイクなどバリエーションがほしい
- 今まで使ったことがない色を使ってみたい
- 最近の流行を知りたい
- 誰かに何かを教えてもらいたい(教えてもらうのが好きなので)
- 実際に自分の手を動かしてメイクの仕方を習得したい
「3D スタイリング アトリエ レッスン 3Dアイ&ブロー」の内容
概要
- 概要(公式サイトより): アイエリアのメイクアップにフォーカスした特別なレッスン。 理想のアイメイクだけでなく、骨格やフェイスバランスなど個性美をベースに左右バランスなどのお悩みにもお応えします。 自信を持って自由に自己表現するためのあなただけのメソッドを手に入れるお手伝いをいたします。 レッスンに使用した教材(商品)はお持ち帰りいただけます。
- 教材:
- ブロー スウォードナギナタ(ブラシ、シャープナー付眉ペンシル)
- プレスド アイシャドー(レフィル)
- カスタムケース II
- 場所: シュウ トウキョウ メイクアップ ボックス
- 時間: 60分
- 価格: 9,240円
資生堂は90分 1万5000円だったので、時間が60分と短い代わりに価格も1万円を切っていました。60分、結構短くて、あっという間に終わってしまいました。
↑シュウ トウキョウ メイクアップ ボックス。表参道と原宿の間にある、小道一本入ったところにある場所。その名の通り、メイクアップ ボックスの外観をしている。
シュウ ウエムラの考え方について教わる
簡単にレッスンの流れを説明していただいたあと、アイメイクをクレンジングで落としていただきながら、今のアイメイクを先生に把握してもらったり、今回の目的や要望をヒアリングしていただきました。
そのあと、メイクは、「濃淡」「色」「形」の3つがポイントになるから、これをシュウは大事にしていますと教わりました。なりたい雰囲気からこの3つのポイントを調整していくらしい。
今回私は大人っぽくなりたい、今まで使ったことがない色を使ってみたいという要望をお伝えしていたので、今のアイメイクの濃さは維持したままで、グレーのアイシャドウを使ってみましょう、今はラメを使っているのでマットなアイシャドウを試してみましょう、今は目の周りに丸くやわらかく塗っているようなので、その形を変えることによって大人っぽく見えますよ、ということを教えていただきました。
現状を把握し、現状をどういう風に変えるか、それにより なりたい雰囲気を目指すといった理論的な話し方をしてくださって、すごく分かりやすかったです。全部理論で教えてほしい、私は雰囲気では何も理解できないタイプなので……。
顔の半分をメイクしてもらう/残りの半分を自分でメイクする
早速メイクをしていただきながら、色々教わります。
アイライン(の下書き)
私はタレ目で、いつも地面と平行になるような感じで目尻からまっすぐアイラインを描いていたのですが、これを跳ね上げることでキリッとした印象にします。
この跳ね上げた線からはみ出さないようにアイシャドウを塗っていきます。
また、普段はリキッドのアイライナーを使っているのですが、今回はペンシルアイライナ―を使いました。ペンシルでも意外と滲まずに細い線が描ける…!
アイライナー、これまでリキッドで目尻を起点として伸ばすように塗っていたけどペンシルだと塗りづらい瞬間があり、そういうときは、伸ばした先から目尻に向かっておろしていくように塗ると良いですよと教えてもらった。なるほどね…シンプルだけどスゴイ…
アイシャドウ
ローズコッパー、グレーのラメ、茶色みのあるマットな赤、下瞼用のサンドグローのラメの4色使いました。
まずローズコッパーを上瞼全体に塗る、このときに目頭側は丸みを意識して塗るよう言われました。どうしても骨があって凹みやすい、凹んだ印象になりやすいから、意識的に丸く塗る。これにより強くなりすぎない優しい印象が出るんだと思う。また、塗る面積が広いので、筆先だけではなく筆の腹を使って筆全体で塗るように言われました。
次にグレーのラメ、これは二重幅に塗る。これは筆先を使って塗る。
マットな赤は、目尻のアイライナーからはみ出ないように三角になるように塗る、これが難しい。
下瞼にはマットな赤を四角い平筆で細く入れる、下瞼全体に入れるとかわいい印象になってしまうとのこと。下瞼の目頭周辺にはちゅんちゅんとサンドグローのラメをくの字に入れる。
今までアイシャドウはアイホールと二重幅を目印に塗っていて、なんというか、ボーダーのように色を分けて塗っていたんだけれど、今回マットな赤を目の外側に入れることによってストライプ型に分ける感じになって印象がだいぶ変わった。
以前資生堂のレッスンを受けたときに、私の目は離れているから目頭に切開ラインを入れたりして目のバランスを整えるよう言われ意識していたんだけど、今回目の外側に差し色を入れてたので、「目が離れてるように見えないかな!?」と心配になったけど大丈夫だった。切開ラインも今回は入れなかった。多分、目頭にサンドグローの白っぽいラメを入れたからそこで目が離れているように見えないようなバランスを取っているんだと思う。あと私は一生苦手なこと、とにかく「ぼかす」。ぼかすって何ですか?といつも思う、色をブレンドしてとにかく馴染ませる。テクニックがすごい
アイライン
アイシャドウを塗ったあとに改めてアイライナーを塗りました
マスカラ
普段マスカラはしません、なぜかというとビューラーで上げた睫毛がすぐに落ちてくるからです。超レアケースでやるときは、コテで温めたビューラーで睫毛をあげる、マスカラ下地を塗る、マスカラを塗る、デジャヴュの下睫毛用の細いマスカラを塗るという工程。直近でマスカラを塗ったのは9月末においしいフレンチを食べに行ったとき、それが最後。マジで睫毛が維持されない。先生に「睫毛ががんこちゃんですね」と言われてウケた。睫毛パーマをおすすめしてもらいました。今度行く。
今回は軽くビューラーをしてマスカラを塗っていただきました。人にビューラーしてもらうのが好き…。伏目にして、人が私の睫毛をあげるために手首を使ってくれている、と分かるのが、好き…。
アイブロウ
普段私はアイブロウペンシルで全体を塗り、眉頭をブラシでぼかし、細いセザンヌのアイブロウペンシルで眉の内側の縁を取り、眉尻を描き、眉頭も一本ずつ描き、ザ・セムのコンシーラーで眉周りを綿棒で塗り眉毛の印象を作り、眉マスカラで色をつけるという工程を取っていました。アイブロウのメイクが私は一番大事で、一番時間をかけています。
今回は、パウダーで全体を塗り、アイブロウペンシルで一本ずつ描き、赤みのある眉マスカラを塗るという工程を取りました。
「眉毛は団体なので、一本ずつ描きます」
これね~分かる!分かってはいるけどついバーッと全体にまとめて描いてしまうときもある。眉毛は団体、言葉として分かりやすすぎる。個人が集まっての団体という意味。分かる。眉毛の上の部分であれば上から下に下げていく、目頭の部分であれば下から上に上げていく、眉毛が生えている方向に沿って一本ずつ描く。分かる。
パウダーだけだと印象がぼんやりするからペンシルで一本ずつ描いてピシッとした印象にする。
また、私は左のほうが眉山が高いので、右に合わせて、左は地眉の高さをあげすぎないことが大事。左右の高さを合わせる。
眉毛に沿って描くとすぐ眉尻が下りてしまう(眉毛の長さが短くなってしまう)ので、そうではなく、細く長い眉になるよう、眉毛を超えて伸ばして描く、眉尻の中央から伸ばして降りる、全然言葉じゃ伝わらないんだけどとにかくそういうことです。(?)
最近はまた細みの眉が流行になってきているらしい。知らなかった。平行太眉の流行りは終わったのか…?
写真を撮ってくれる
資生堂のときは、顔が描かれたイラストに、ここはこう塗るんですよ~みたいなコメントを書いてもらったんだけど、今回そういったアドバイスシートのような紙のお渡しというのはなくて、代わりに写真を色んな角度から撮ってもらった。参考になる。
感想
↑教材に加えてアイシャドウ一色をお買い上げ。かわいすぎる。
無料刻印サービスで椿の柄を刻印していただいた。かわいーーーーー!
やっぱり資生堂のときも思ったけれど、目標設定が大事だと改めて思った。
現状となりたい姿のFIT&GAPを考えて溝を埋めていく。
あとメイク用の筆は色々持っておいたほうがいいなと思った。今は韓国で買ったアンシブラシを数本使い分けているだけなので、もう少しバリエーションがあったら、塗り方を楽しめそう。四角い平筆が下瞼に使いやすくてよかった。
先生のメイクがうますぎていちいち感動してしまった。感動して「え!?うますぎる…!!!」と声に出てしまう。特に眉毛が、もう、憧れの美眉になって、私の眉でも実現可能なんですね…と嬉しかった。
また、実際に自分の手を動かしてその場でコメントをもらえるのが嬉しい。自分の癖が分かるし、どういうふうに直せばいいかも具体的に分かる。今回の目的も果たせた。しいて言うなら60分ではなく90分くらい時間があるともっと色々聞けただろうなと思う。
こういう、誰かに何かを教えてもらうというのはケアの一つになると思う。お金を払って人に大事に扱ってもらう、私のために時間を使ってもらうというのがすごく大事で、自己肯定感を取り戻せる。最高。またコロナが落ち着いたら、ベースメイクなどの顔全体のメイクレッスンにも行ってみたい。