はじめての転職活動 転職理由編

7月から転職活動をしていた。

9月に内定をもらい、数ヶ月後から新しい会社で働く予定。やったー。

 

ひとつの記事にまとめようと思ったけど、長文になってしまいそうなので分割して記事を投稿する予定。今回は転職理由について書く。

主に、働いた分のお金がもらえないこと、様々なハラスメントを受けてきたこと等が転職理由です。

 

 

転職理由

残業の過少申告

「6月の残業時間が45h超えるのですがその通り勤怠登録して大丈夫ですか?」とマネージャーに質問したときに「大丈夫、ではない」と返されて、大人しく残業時間を減らして勤怠登録したことがあった。

マネージャーに「それはおかしくないですか?」と言えるほど元気じゃなかった。残業続きで疲れていた。4月に入ってから8月まで、平均残業時間が40h程度。去年までは平均残業時間は20h程度だった。もう言っても無駄だろうと勝手に諦めていた。これまでも嫌なことはたくさんあったけど、この件をトリガーにもう現職で働くことが嫌になってしまった。

また、なぜマネージャーが残業の過少申告をするよう促してきたかというと、現職では部下の残業時間が45h超えた場合、マネージャーは上層部に対して残業時間45hを超過した理由、今後の改善策等を記載した文書(いわゆる反省文)を提出しなければいけないらしい。マネージャーは反省文の提出が面倒で上述の指示をしてきたのだと思われる。

 

上述の、残業時間の過少申告を促してきたマネージャーが、メンバーの士気をあげようとしたり意識高い系の発信してるのが気持ち悪くて「でもあなたは残業を過少申告するよう促してきたヤツだもんな」以外の感情が浮かばなくなってしまった。

マネージャーが「残業してほしくないから作業は来週で構わないと言ってるんです」と言ってきたときは、どの口がそんなこと言ってるの〜~???と笑顔になったこともあった。マネージャーの指示で私は働いた分だけのお金がもらえてないのにどの口がそんなことを言うの?

大好きだったマネージャーのことが、嫌いになってしまった。

 

転職理由を面接で聞かれたときは、「残業時間が45時間超えたときに超過分の勤怠をつけさせてもらえず残業代がもらえなかったから、これは組織の問題で、クリーンな職場で働きたいから転職活動をしている」と答えていた。

これはネガティブな話だからあんまり言わないほうがいいかと思って転職エージェントに相談したところ、「転職理由として現職の不満点ばかり伝えるのはネガティブな印象を持たれるのでおすすめしませんが、本音を隠して転職をしてもあなたは幸せにはなりません。本音を伝えて採用してくれるところのほうがあなたは安心できるし幸せになれるんですよ」と言ってくれて泣きそうになった。私は幸せになる。私は幸せになるぞ。

 

15分刻みの勤怠登録

私は会社のフロアに入り鞄を置いたりPCを起動する時点で業務は始まっている認識だったけど、えらいひとから「入室時刻=始業時刻で勤怠をつけているのはおかしい。鞄を置いたりPC起動の時間があるはず、始業時刻は15分刻みで登録しろ」と言われたことも転職理由のひとつだった。

言われたときはよく分からなかったので会社の人事規定を読み返したり、36協定に関する会社の問い合わせ窓口に「始業時刻の定義ってなんですか?PC起動するのも業務のうちに入りますか?PC起動して鞄置いてすぐに業務開始してるのですが、入室時刻=始業時刻で勤怠をつけるのはおかしいですか?」と面倒くさい人間だけど細かく問い合わせを行った。

結果、1分刻みで登録していいこと、また、フロア入室後すぐにPCを起動して鞄置いて業務開始しているのであれば、入室時刻=始業時刻で構わない、と回答があった。上司の指示は間違っていた。でも私は15分刻みで勤怠を登録し続けた。上司に共有すればよかった、でも、疲れていてそんなの言う気にはならなかった。言ったとして、一蹴されて終わりな気がしていた。

 

話は逸れるけど、私は13時から打ち合わせをセッティングするひとのことが嫌いです。なぜなら、昼休み中の12時55分くらいから準備をしなければならないからです。13時からの打ち合わせは仕方がないとして、私の大事な昼休みの5分はどこへ行くのだろう?

障害対応で昼休みが潰れることも仕方がないけど、その埋め合わせってどこでするのだろう?(自主的にどこかの時間でサボるのが大人のやり方なんだろうか)

決して昼休みや休日に仕事をしたくないというわけではないです。ただ、働いた分のお金がほしいだけ。

 

たくさん働くのは構わない、忙しいことも構わない、残業が45時間超えることも構わない。だけど働いた分だけのお金はちゃんとほしい、それだけのことなのに高望みなんだろうか

 

ハラスメント

様々なハラスメントを受けた。コンプライアンス部門にも何度かお世話になった。

以下、ハラスメントまとめ。読んで不快になる方がいるかもしれないので注意してください。

 

  • 他部署の先輩から「俺はいま20万現金で持っていて、お前とヤるのが1回10万として2回できる」と業務時間外にLINE通話で言われる。 ←業務時間外だったがコンプライアンス部門に通報した
  • 「お菓子をあげるから僕と仲良くなってよ」と40~50代の男性に言われる
  • 退勤しようと席を立つと、40~50代の男性に背後ぴったりに立たれる。
  • 上述の40~50代の男性のヤバさを、事業部のメンバーは把握しているのに何も対処がなされない。飲み会でネタにされるのみ。
  • 別グループのマネージャー(男性)とすれ違うたびに睨み付けられる。
    一年目のとき、別グループのマネージャー(男性)に業務説明をしてもらったことがあって、そのときたまたま生理で眠くてうとうとしてしまったことがあった。それ以来すれ違うたびに睨み付けられていた。4年間ほど。
  • 上述の別グループのマネージャー(男性)に「(新人を指さして)男でも探してこいよ!」と言われる
  • 「これはセクハラじゃないんだけど」と前置きをしてセクハラ発言をされる
  • 「どこの会社、どこの部署に行ってもそういうヤバいやつはどこにでもいるからね」と女性の先輩から言われる(絶望) ←女性の先輩がヤバい
  • 母親「私の時代は『飲み会の席だから これも仕事のうちだから』と言われた。今は(セクハラを告発できて)羨ましい時代だね」 ←母親がヤバい

 

Twitterのモーメントにもまとめていました。

 

twitter.com

 

どこの会社、どこの部署でもハラスメントをしてくるヤバ人間は普通にいるものでしょうか?普通にいるとしても、普通の顔して何も対処せず無視しているのはおかしくないですか?

コロナ禍以前、夜遅くまで残業していると、フロアに人がほとんどいなくなってしまうので、セクハラ人間が残業と称してフロアに残っていて隙あらば話しかけてきそうになるので、いつセクハラされても立証できるようiPhoneボイスレコーダーを使っていました。そういう習慣だけが増えていきました。

私が慣れてしまっていただけでもっとおかしいことはたくさんあったように思います。でも一緒に働くひとたちのことや仕事、お客様のことが好きだから、ハラスメントをされただけでは辞めようなんて思わなかった。耐えられていた。一緒に働くひとたちとずっと仕事をしたいから耐えていた。でも、"一緒に働くひとたち"、の中に含まれるマネージャーから残業過少申告の話があって、一気にダメになってしまった。

 

泣きながら仕事することが増えた

あるとき、マネージャーの指示の下、WBSを作成しているときに涙が止まらなくなった。スケジュール的にもスキル的にも厳しい。メンバーは残業が常態化していて、これ以上残業を増やしてどうするんだろう、ああ、こんなスケジュールじゃメンバーが壊れてしまう。私は今メンバーを潰すスケジュールを作成している。

メンバーが潰れたり壊れるようなスケジュールを立てたくないのに、そういうスケジュールを立てている自分に涙が出た。

こんなスケジュール無茶ですよって言っても 「技術に詳しい人アサインします」「新人もアサインして構わないです」「品質も最初は低くていいです」と言われた。マネージャーが言ってることは正しい。早くデリバリーするために品質を下げる、コストもかかる、そんなの分かってる。でもそんな正論で殴られても、気持ちとしてムリだった。しんどいなあとしか思わなかった。現場が疲弊している中で正論で殴るような優しさのない人間になりたくない。

今まではお客さんのために頑張れていたけど、このままでは私も、メンバーを壊すことに加担してしまう。そのことを何も思わなくなってしまう。この会社で働き続けていつか昇進したら、部下を正論で殴って同じような思いをさせてしまう。悲しい思いをさせてしまうかもしれない。もう、この会社で昇進したいとは思わない。辞めよう、と思った。

 

孤独感

プロジェクトは複数人のチームで運営しているはずなのに、マネージャー対私、上司対後輩という1対1の構図が多くて、私が後輩や先輩に「助けて」って言えばもちろん周りは助けてくれるけど、周りに「助けて」と言うほどでもないけどしんどい状況、というときに孤独を感じることが多かった。

私は体力的にも仕事の処理能力的にもおおよそのことは一人で何でもこなせてしまうタイプなので、周りに「助けて」と言うほどでもないことがほとんどだけど、それでも疲れるししんどかった。

 

『自分でやった方が早い病』という本を読んだ。自分以上に仕事ができるひとたちの環境にいれば、この病は治るし発症しない、といったことが書かれていたので、自分より仕事ができるひとたちがたくさんいる環境に転職して揉まれて成長していこうと前向きに思えた。

 

方向性はあなたが決めて残りの「誰でもできるような作業」をまわりの人にふってはいませんか?これは隠れた「自分でやった方が早い病」です。まわりの人に仕事を任せているようで、実は自分の成功のために利用しているだけなのです。

 

結局、「自分でやった方が早い病」の人は、損得勘定で仕事をしている人です。しかも、自分だけの得を考えたり、自分だけの気持ちいいことを考えている人です。

 

「自分でやった方が早い」と仕事を抱え込んで、部下が失敗する権利を奪ってはいけません』

 

 

この孤独感についてマネージャーに相談したけどあまり理解してもらえず悲しかった。

「なんで俺ばかりが仕事をやらされているんだ」「もっとワイワイ仕事をしたいんだよ!」とかそういうことではない。一人で仕事をするのは好きだけど、寂しくないわけじゃない、という気持ちのこと。周りに察して助けてもらいたいということではなくて、一緒に課題解決してる感、というのかなあ…ちょっと違うかもしれない、難しい…。

 

雑感

私には、どうしても許せないことがたくさんあって、もっとうまく受け流したりできたらいいのになと思うけど、それができない。いちいち怒っていちいち悲しんで、許せないことを忘れずに覚えている。それらが私のことをたまに苦しめることは十分に理解しながら、不器用な生き方しかできない私のことが好きなときもある。

私の生きづらさって、かわいい。

 

7月にZOZOTOWNで洋服を買った。6月にはボーナスをもらったものの、忙しくてお金を使う暇なんてなかった。ほしくて買った洋服なのに、いざ届いてみると、仕事で疲れているせいで何日も開封できずにいた。段ボールを開け、タグを切り、試着する暇があるなら一分でも長く眠っていたかった。

 

在宅をしているはずなのに、パートナーと過ごす時間が少なくて寂しかった。すぐそばにいるはずなのに、21時になっても、まともに会えないし話せない。

また、まともな食事は取れずとも、たくさんのお菓子をつまみながら仕事をしていて、どんどん体重が落ちた。労働はダイエットできるから便利。3kgくらい落ちた。やったー。

 

面接で、「もしあなたの転職活動の理由、残業代が適切に支払われるようになれば、あなたは転職をしないで現職を続けますか?」「転職活動をせず、社内異動でもよかったのではないですか?」って質問をされたことがあった。

散々殴られたあとに、殴ってきたひとがどんなに優しくなったとしても、私の身体には確実に傷は残ってる。質問をされたとき、軽視されてるって思ってしまった。私の傷を、軽視されてるって思った。

 

私は私の人生を可能な範囲で選んで生きていく。

生きづらさを感じることばかりだけど、幸せになりたい。