雑記

 

・7月7日(木)

内定先の懇親会に行った。事前に届いていた人事からのメールには「リクルートスーツじゃなくて構いません」と書いてあったため、迷いなく現在の私が装えるオフィスカジュカル的な私服で行ったらほとんどの同期がスーツで来ていた。非常に恥ずかしい思いをした。「私だけが私服で来ているのですでに帰りたくなってますが、よろしくお願いします」と自己紹介をしたらウケた。自己評価56点。

 

・7月8日(金)

アルバイト先の点心屋さんは駅ビルの一角にある。この日は『催事』と称して初めて改札前で点心を売った。某七夕祭りの影響から大変人通りは多いのだけれども、蒸し暑いこの季節に点心を積極的に食べるという人は少ないであろうと誰もが予測をつけられるはずなのに決行したイベントである。結果、売り上げは芳しくなかった。

私は看板を持ちながら「いらっしゃいませ〜セットがお買い得ですよ〜餃子がただいま焼きたてです!」などとのたまいながら接客をしていたのだけれども、ある時子連れの主婦に話しかけられたのでした。

「お姉さん、看板逆だわ」

顔から火が出るとはこのことでした。自己評価39点。

 

・7月11日(月)

バレエの発表会が来月に迫るということもあり、プログラムが配られた。先生から来場者への『ごあいさつ』に私のことが書かれていた。そんなことは初めてのことだった。

「(前略)当時は5歳だった彼女も今年で22歳。大学で就職活動しながらレッスンに励んできました。そして今回初めて主役を演じます。とても初々しい素敵なオーロラ姫になります」

初めて読んだとき涙が出るほど嬉しかった。

バレエを続けてきて本当に良かったと思った瞬間だった。

正直なところ、就職活動が終わり気も抜けてしまった私は夏の暑さにかまけてバレエのリハーサルに対して本気で取り組んできてなかったように思う。一緒に踊る男性の優しさや、共に練習している人たちの言葉に甘やかされていたように思う。

「やらないよりはやったほうが全然いい」「すぐに身体は反応できないかもしれないけどイメージするだけで全然違うよ」「耳が聞こえない人にも分かるように踊りなさい」という先生の言葉にやっと目が覚めた。

本番が迫る。観てくれる人のためにも、これまで支えてくれた人のためにも全力を尽くして初めての主役を務めあげたいと思う。精進します。自己評価76点。

 

・7月12日

ポケモンGO早くやりたい。住所や氏名などの個人情報が容易にバレるらしいので最善の注意を払ってやりたい。

②あとやたらと私の中でジャニーズ熱が再度急上昇している気配を感じる。周りもつられてジャニーズ熱があがってるので結局みんなジャニーズが好きらしい。

③ビストロスマップにゲスト出演していたミランダ・カーがやたらときれいな発音かつ分かりやすい言葉で英語を話すので、英語が聞き取れる気になってしまった。

④シンクロナイズドスイミングでアナ雪やるのは発想の勝利だと思った。

神谷浩史中村光と結婚しているらしい情報が届いたが特に感慨はなかった。

自己評価50点。

 

・7月13日

①家計簿テンプレートをエクセルで作成したい。

②怖い夢から醒めることができず、母親の声でやっと夢から醒めることができた。苦しかった。

https://twitter.com/_ynk/status/753051444673077248

③2016年の夏は天皇がアツい。

④友達の家にバレエの発表会のプログラムを渡しに行こうと思って約束を取り付けたのに、友達に忘れ去られ1時間半をドブに捨てる。ただ不思議と友達には怒る気持ちにならなかったのだけれど、おそらくそれは私がプログラムを渡すはずだった時間に、友達が内定の電話を受けていたからである。

⑤気合いでTBSラジオクラウドを聞く。ニッポン放送文化放送などまだpodcast配信しているものを片っ端から聞いている。辛坊治郎さんの『そこまで言うか!』や、みうらじゅんさんといとうせいこうさんの『ザツダン!』、『日経トレンディ』、田中理恵さんと吉田尚記さんの『アニータン』、戸田恵子さんの『大人クオリティ』などを新たに聴き始めた。すでに聞いている『バイリンガルニュース』や内山昂輝さんの『1room』もちゃんと聞いてる。

自己評価70点。

 

・7月14日

会いたい人に会った。「爽やかな服だね」「ネックレスいいね」「かわいい顔だね」とやたらと褒めてくれるのでニコニコしてしまう。

「大きな声で笑うようになったし表現をストレートに出すようになったね」と言われた、性格も変わったと言われた。「あなたに出会ったおかげで私はこんなにも劇的に変わったんですよ」と言いたいのにその言葉がどうしても出ない。変化に気付き褒めてくれる、話を聞いてくれる、驚いてくれる、我がことのように喜んでくれる、「それを知れただけでも儲けものだね」「そこがいいんじゃない」というその思考回路が愛しい。

「今年のバレエの発表会で主役やるんだよ」「今まで主役とかやったことあるの?」「ない、初めて」って言ったらすっごく喜ばれた。「よかったね、よかったね 見てくれてる人は見てくれてるんだよ」と言ってくれる人がいるだけで私は救われる気持ちになる。ありがとう、大好きという気持ちになる。

忙しいのに平日の午前中から時間を割いてくれることが本当に嬉しい。初めて主役をやることを我がことのように喜んでくれることが本当に嬉しい。

「いいじゃん、よかったね」と彼の口癖が今にも耳元で思い出される。

自己評価86点。